Chartbeat 基本操作マニュアル
Yahoo!ニュース個人 オーサー向け
オーサーが使える3つの機能「Real-Time Dashboard」「Historical Dashboard」「Reports」の基本
概要
Yahoo!ニュース個人 オーサー用Chartbeatアカウントでは、Chartbeatの以下の3つ機能が使えます。
- Real-time Dashboard(リアルタイム・ダッシュボード)
- Historical Dashboard(ヒストリカル・ダッシュボード)
- Reports(レポート)
Real-Time Dashboard(リアルタイム・ダッシュボード)
※ 上記図の数字が、以下の説明と対応しています
1. 動向指標
CONCURRENTS(コンカーレンツ)
リアルタイムでWebサイトを利用している人数です。PV数や訪問者の総計ではなく、開いているブラウザの数、もしくは動的にサイト内にいる数を表しています。
RECIRCULATION(リサーキュレーション)
ユーザーが1回の訪問でサイト内の複数ページを閲覧した割合です。訪問者の興味関心をどのくらい維持できているかを測っています。
ENGAGED TIME(エンゲージメント時間)
訪問者がどのぐらいアクティブにサイト内のコンテンツに興味を示し滞在しているかを表す平均時間です。 訪問者のアクティビティを測るために、各訪問者のマウスの動きやページスクロール、キーストローク等をトラッキングしています。
2. VISITOR FREQUENCY 訪問頻度
注:Yahoo!ニュース個人のChartbeat計測では、ヤフーのセキュリティーポリシーの関係で訪問頻度の計測を実施していません。ご了承ください。
NEW VISITORS(新規訪問者)
過去30日間で初めてサイトに訪問した(過去30日間一度もセッションのなかった)数
RETURNING VISITORS(再訪問者)
NEWとLOYALの間(過去30日間に1回以上及び過去16日間以内に7日以下)の訪問数
LOYAL VISITORS (ロイヤル訪問者)
過去16日間以内に8日以上(2日に1回)サイトに訪問している数。
3. 実績が高く出ている記事ランキング
リアルタイムで、実績が高く出ている記事がランキング形式で表示されます。 記事リスト横の設定ボタンで、表示する指標を変更することができます(エンゲージメント時間/回遊率/UU/PV)
ACQUIRING(獲得中)バッジ
バッジが表示された記事は、新規ユーザーがよく訪れることを示しています。 この記事にエンゲージメントが高いコンテンツを表示するなど、サイト内回遊率を上げるための施策を行うと効果的です。
RETAINING(保持中)バッジ
バッジが表示された記事は、回遊率が高い、またはエンゲージドタイムが⻑い、もしくは両方を示しています。 一般的によく閲覧され興味関心の高い記事なので、新しいユーザーへのおすすめ記事として表示すると効果的です。
リアルタイムパフォーマンス表示
ダッシュボード中央にある緑色(UP)と赤色(DOWN)の山矢印は、記事の訪問者率を平均記事と比べた場合のアップダウン速度を示しています。 その他、サイト内で表示される色は、これまでのサイトパファーマンスと比較して現在の状態が一目でわかるようになっています。
SOCIAL(SNS)アイコン
Twitter、Facebookからの流入が多い記事に表示されます。
4.TRAFFIC トラフィックソース
INTERNAL(内部)
サイト内のページからページに移動しているアクションを⽰しています。
SOCIAL(SNS)
FacebookやTwitterからの流⼊を示しています。この他にダークソーシャルといわれる(Emai,Apps,IM)も含まれます。ダークソーシャルはいわゆるノーリファラーを示します。 メールやアプリ、インスタントメッセンジャーといったツールでシェアされ、能動的なアクションからやってきた人のことを指します。
LINKS
ブログやニュースサイト等の外部リンクからの流入を示しています。
SEARCH
検索流入(Google、Yahoo)の数を示しています。
DIRECT
直接サイト(ホームページ、LP記事、他)に訪れている数を示しています。
5. Referrers リファラ
グーグル検索、ヤフー検索、ソーシャル等、流入元が一覧で表示されます。このうち「Emails, Apps, IMs」とは、リファラデータがない状態で送られてくる、ノンダイレクトトラフィックのことで、Chartbeatではダークソーシャルと呼んでいます。メルマガやアプリからの流入がここに分類されます。
6. Tweet by Traffic 流れているツイート
※ 2021年2月16日に提供を終了しました。Google Chromeなどブラウザーの仕様変更に伴うものです。
Historical Dashboard(ヒストリカル・ダッシュボード)
過去1カ月の実績を閲覧することができます。各指標について過去の平均値と実績を表示します。
各数字の見方
例)計測期間をYesterdayに設定した場合
Total Engaged Minutes
過去1ヶ月の同じ曜日の平均値と比較して、合計エンゲージメント時間が3%高くなっている。
Pageviews
過去1ヶ月の同じ曜日の平均値と比較して、ページビュー数が13%多い結果となっている。
Average Engaged Time
過去1ヶ月の同じ曜日の平均値と比較して、平均エンゲージメント時間が8%下がっている。
※期間を「Last week」に設定すると、過去1週間の実績とその前週、「Last month」に設定すると、過去一ヶ月の実績とその前月との比較結果が自動で表示されます。
Your Top Stories
各指標ごとの記事ランキングです。Total Engaged Mins/Pageviews/Avg Engaged Timeの箇所をクリックすると、その指標に応じたランキングに並べ替えることができます。
また、パフォーマンスについて注目すべき事項のある記事にはステータスバッジが表示され、バッジにカーソルを合わせると、内容を確認することができます。
例)High Social Engagement
この記事の合計エンゲージメント時間の73%はソーシャルからの流入であり、全記事平均の3.9倍と、高い割合を示していることがわかる。
例)Low Reach
この記事は比較的リーチが少ない結果となっているが、エンゲージメント時間が平均の約3倍となっている。
Reports(レポート)
Reports(レポート)の「Author(オーサー)」機能では、1日ごとの記事閲覧状況レポートを出力できます。一度、レポートを作成すると、ログインに使用しているメールアドレスにレポートがHTMLメールで毎朝届くようになります。
レポートはメールだけでなく、Chartbeatの管理画面でも表示できます。「YOUR REPORTS」にある「View Report」ボタンで表示します。レポート生成を取り止めるには、「View Reports」右側のゴミ箱アイコンをクリックして削除してください。
よくいただく質問
ヤフーの入稿ツールから提供されているPV数値とChartbeatページビューの数値が異なるのはなぜですか?
ヤフーとChartbeatとの測定方法の違いによる部分もありますが、Yahoo!JAPANアプリ、Yahoo!ニュースアプリで閲覧されたページビューがChartbeatで計測できない仕様になっているのが数値乖離の主な原因です。ご了承ください。
VISITOR FREQUENCYが1つの指標だけ100%になっているのはなぜですか?
Yahoo!ニュース個人のChartbeat計測では、ヤフーのセキュリティーポリシーの関係で訪問頻度の計測を実施していません。ご了承ください。